トピックス

2019年7月

2019年7月の記事一覧です。

裁判上の時効債権対応(消滅時効援用):オリンポス債権回収

先日、裁判所からの支払督促に対して、

ご自身で督促異議を提出し、訴訟に移行したが、その際分割払いに応じる旨記載した。

ところが、よくよくみてみると 同請求権は時効にかかっているようである。

何とか 対応してもらいたい。というご依頼をいただきました。

債権回収会社や消費者金融が、時効債権について

提訴を行ってくることは良くあります。

やっていただきたくないのが、無視及び連絡して払う等の意思を表示したり、

少額でも払ってしまうことです。

このようなことをしてしまうと、消滅時効が使えなくなる可能性がでてきます。

今回のご依頼についても、形式上支払う意思を表示してしまっているわけですから、

消滅時効が援用できなくなる可能性が危惧されていたわけです。

しかし、ここで簡単に諦めてはいけません。

消滅時効期間経過後、支払う意思表示をしていたとしても、

消滅時効が通る可能性はあるのです。

具体的にどんなケースでできなくなり、どんなケースでできるのかは、

個別の事案によるのですが、本件程度であれば

十分可能性があります。

ということで、当方で受任させていただき、

答弁書にて時効援用の抗弁を行いました。

結果、いつも通りといってはなんですが、おりますが、オリンポスは訴えを取り下げてきました。

ということで、あちゃーこれ時効使えたのにと悔やんている貴方からの

ご相談お待ちしています。

PS

本件のようなケースが、提訴前だったらどうするか?ですが、

内容証明で時効援用して、放置します。

時効援用について疑義があるのであれば、提訴して下さいと付言しておきます。

ほとんど提訴してくることはないですが、提訴されれば裁判所の判断を仰ぐことになります。

PPS

時効債権等の不良債権を大量に二束三文で買い取り、

消費者の無知に乗じて利益を得ようとするビジネススキームです。

このスキームに弁護士事務所が加担しているケースもあるので、

(弁護士が代理人として時効債権を請求してくる)

気をつけ下さいませ。

 

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法定後見人就任までの流れ(成年後見人)

先日、新規の後見人選任審判が家庭裁判所から出ました。

ということで、本日は本件における後見人就任審判までの流れを

お話させて下さい。

後見人選任審判に至る過程は、いくつかあるのですが、

本件は私が後見人候補者として、申し立て時から関与していた事案となります。

(他に親族後見人解任からスイッチ、親族後見人がいるとこへ追加でW就任、

申し立て時には関与していないが家裁が選任等、いくつかパターンがあります。)

 

本件のような事案のスタートは、当事務所への「後見」についての相談になります。

認知度が多少はあがってきたといえども、未だ「後見制度」をきちんと理解されている一般の方は、

ほとんどいないのが実情ですので、制度の説明及びクライアントの方に適したご提案をしていくことになります。

 

そこで、本件においては、本人さんのお子さんからのご相談でした。

本人さんは、施設入所中。判断能力の低下もかなり進んでいるとのこと。

財産管理等を親族だけで行うのは負担になってきており、できたら法定後見制度を利用したいとのことでした。

診断書の取得を依頼してみると、「後見相当」。

後見人選任審判の申し立てを、相談者であるお子さんを申し立て人にして行うことになりました。

後見人候補者(あくまで候補者、最終的には裁判所が決めます)は、財産管理等の煩雑さ、

裁判所への報告の煩わしさ等を考慮して、私がということで決まりました。

申し立て後は、鑑定を経て(何故かここ最近の申し立て案件は、鑑定が続いてます。)、

私と申し立て人の方の裁判所での聞き取り後

(裁判所での申し立て人聞き取りに同席したのはかなり久しぶりです)、

選任審判となりました。

 

なんだかんだで本件は、結構時間かかりました。

鑑定が入ると、裁判所係属後が長いんですよね。

 

「後見制度」の利用をお考えの方、お気軽にご相談下さいませ。

 

PS

後見等は、毎年一定数の新規就任があるのですが、

総数はそこまで増えていくことはありません。

本人さんがお亡くなりになる事件も、毎年一定数存するからです。

親族の方がいない、いても協力が仰げない、親族からご依頼される等の理由で、

お亡くなりになった後のことも面倒をみさせていただくことが多いです。

後見人に就任するということは、その方の一生に付き合うということ。

(信託事案は別ですが)

後見人が就任することによって、本人さんに不利益が生じないような、

ガバナンスが必要だと感じています。

PPS

リーガルサポートという、司法書士の後見業務を監督、指導等するという建前の団体があるのですが、

多くは言いませんが、

個人的にはなんだかなぁ~って感じです。

 

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