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分断期間1510日一連勝訴判決(対ニッセン、鹿児島簡裁)


過払い金の計算方法については、いくつかルールがあります。

クライアントである借主に有利な計算方法と、

債権者である貸金業者に有利な計算方法。

過払い金の額を計算する時に、

どちらを採用するかで全く額が違ってくることは、よくあります。

本事案なんて、その典型例みたいなものです。

標記の通り、相手方はニッセン・クレジットサービス。

クレジットカード会社です。鹿児島でも通販系で、カードをお持ちの方は多いです。

そして、全体的なキャッシングの取引の中で最長1510日の空白期間、

取引をしていない期間が、ありました。

このようなケースで、相手方に有利な計算方法を選択すると、過払い金はゼロです。

実際、裁判前の提示はゼロでした。

訴え提起後も、判決までに相手方から出てきた和解案は1万円でした。

つまり、1510日の空白期間の前と後をどう捉えるかということになります。

前と後、別取引となれば、前の分の過払い金は時効にかかりゼロ。

前と後、同一取引となれば、前の分の過払い金は時効にかかることなく、

後取引とくっつけて一連計算。結果、それなりの過払い金額になる。

ということで、判決までいったのですが、

無事一連認容ということで勝訴となりました。

この長期分断期間案件、ニッセンクレジット、結構徹底的に争ってきます。

以前も判決に至った案件が何度かあります。

(ここで判決案件ばかり書いてますが、当事務所案件判決ばかりじゃないですよ)

しかし、注意していただきたいのは、同種事案でも必ずしも勝てるわけではないということです。

裁判官によっては、別の判断を下す方もいるでしょう。

ただし、原則クレジットカードのリボ取引は空白期間があっても一連計算です。

なめてかかってはいけませんが。

最近、過払い事案、なんか争点(計算方法に付き争いがある)あり事案が多いです。

ということで、いまだ過払い事案粛々とこなしていますので、

きちんと過払い金を回収したい方からの、ご相談お待ちしています。

PS

過払い金のブームが去り、はや5年以上。

最近の若手では、同ブームを知らない方も多いようです。

当事務所も、当時は北川事務所として、大々的にTVCMを行っていました。

そして、北川事務所時代より、一番街事務所の期間が長くなりました。

同期の方も、かなり少なくなってきました。

なかなかに難しい時代ですが、皆様のお力になれればと思っております。

 

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